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【神奈川】

「ペリー来航」描いた絵巻 最新技術で完全複製 県立公文書館で展示へ

最新の技術で作製した絵巻の複製=横浜市旭区で(富士ゼロックス提供)

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 複合機大手の富士ゼロックス(東京都港区)などは、幕末のペリー来航時の様子を伝える絵巻の複製を最新の印刷技術で作製し、絵巻を所蔵する県立公文書館(横浜市旭区)に寄贈した。

 同館はこれまで、広げると傷む恐れがあるため絵巻をほとんど展示してこなかったが4月17日〜9月16日、企画展「明治維新と神奈川県」で一部が見えるようにし、複製と並べて紹介する。全体が確認でき、同館の担当者は「本物と見比べてほしい」と話す。

 複製は昨年、同社が社会貢献の一環で西区の研究施設で作製。人間国宝・岩野市兵衛さんの手すき和紙を使い、色合いを詳細に再現した。絵巻は幕末の画家春木南溟(なんめい)(1795〜1878年)が、ペリーの横浜来航と同じ年の54年に描いた「金河奇勝(かながわきしょう)」。幅30センチ、長さ15メートルの大作で、船の形状や乗組員の容姿を描いている。

 企画展は入場無料。担当者は「絵巻は乗組員の持ち物まで忠実に再現しており、当時の状況がよく分かる貴重な資料」としている。問い合わせは同館=電045(364)4463=へ。 (志村彰太)

 

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