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【神奈川】

<センバツ甲子園>東海大相模、悔しさを夏の糧に 延長10回力尽く

スタンドあいさつを終えて引き揚げる東海大相模ナイン=甲子園球場で

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 大量得点も、ベスト4で無念の敗退−。第90回記念選抜高校野球大会の準決勝で、東海大相模は智弁和歌山(和歌山)に延長10回の接戦の末、10−12で敗れた。7年ぶりの春の優勝はかなわなかったものの、全力プレーを見せたナインに、スタンドから大きな拍手が送られた。

 白熱したシーソーゲームの主導権をまず握ったのは、東海大相模だった。

 試合開始直後、約300人が応援に駆け付けた一塁スタンドがいきなり沸く。一回、智弁和歌山の先頭打者のライナーを右翼手の梶山燿平選手(三年)が好捕。大歓声を送られ、勢いに乗ったナインはその裏、連打で一挙に4点を先制した。

 適時二塁打も放ち、攻守に躍動した梶山選手の母・裕子さん(47)は「なかなか結果が出ていなかったので、良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 しかし四回に逆転を許すと、スタンドに重い空気が漂う。ブラスバンドを指揮する小川野乃花(ののか)さん(三年)は「笑顔、笑顔」と周りを鼓舞。「応援がめげちゃうと、選手にも伝わる。つらい時こそ、元気で」

 五回、流れを呼び戻す一打が出る。7番・渡辺健士郎選手(三年)が逆転の2点本塁打。幼稚園のころから指導してきた父・博司さん(51)は「よく引っかけずに打てた」と目を細めた。

 その後、敵失などで一時5点差までリードを広げたが、相手の粘りが上回る。八回に追いつかれると、延長十回に2点を奪われて再逆転され、力尽きた。

 試合終了の瞬間、スタンドからため息が漏れたが、すぐに拍手に変わり、選手の健闘をたたえた。二〇一〇年夏大会の準優勝メンバーで、二年前からコーチを務める宮崎大将(だいすけ)さん(25)はグラウンドから目を離さず、声を振り絞った。「また夏に戻ってきます」

◆監督・選手談話 

 東海大相模・門馬敬治監督 打たれるのは仕方ないが、警戒しすぎた。甲子園で勝つのは難しい。

 同・小松勇輝主将 自分たちの弱さが出た。粘り強く最後までできなかった。

 同・佐藤暖起捕手(相手打線について) 直球も変化球も両方に対応してきたし、(リードで)少し戸惑った部分があった。

 同・梶山燿平右翼手(一回の満塁機に走者一掃の二塁打) 先制したのは大きいが、負けてしまってはなんにもならない。

 

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