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【神奈川】

電気通わないウガンダの小学校 横浜の写真家・桜木さんら寄付募る

ウガンダの子どもたちと笑顔を見せる桜木さん(右)=ウガンダ・グル県で(本人提供)

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 電気が通っていないアフリカ・ウガンダの村の子どもに光の世界を−。写真家の桜木奈央子さん(40)=横浜市都筑区=らが、同国で会場をイルミネーションで飾り付け、映画を上映する資金をインターネットで募っている。桜木さんは「知らない世界を見て夢の幅を広げてもらいたい」と語る。 (鈴木弘人)

 上映会は一昨年始まり、今回で三回目。「ヒカリ アフリカ プロジェクト」と銘打ち、桜木さんが支援している北部グル県の小学校で八月、ウガンダにはない「海」をテーマにした作品を上映する。イルミネーションはアーティストの島田正道さん(40)が担当する。

 桜木さんがウガンダと関わるようになったのは立命館大在学中。文化人類学を学んでいた教授の影響で現地に渡り、内戦の現場を見た。両腕のない元少年兵や、焼け野原になった村を目の当たりにし「何もできないもどかしさ」を感じた。

 現状を伝えるため写真家になり、二〇〇一年以降は毎年通うようになった。上映会を思いついたのは、子どもが夢を持ちにくい状況からだった。将来の夢を聞くと、長く内戦が続いた影響からか選択肢が少なく、弁護士や医者など「お金持ちになれそうな」職業ばかりが挙がった。

海をテーマにしたイルミネーションのイメージ(HIKARI Africa Project提供)

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 一方で学ぶべき点も多かった。「廃材で作った木琴を奏でて皆で踊っているのを見て、日本にはない想像力を感じた」と桜木さん。両国の子どもの交流も進めようと、アーティストの井岡由実さん(39)が講師になって日本の子どもにランプを作ってもらい、現地に持参。ウガンダの子どもが作るランプを持ち帰り、テレビ電話で子ども同士が交流することも計画している。

 寄付は百三十万円の目標に対し約八十万円が集まった。桜木さんは「映画がスクリーンに映し出されると子どもの目が輝く。夢を育む手伝いをしてもらえたら」と呼び掛けている。

 寄付はホームページ(「ヒカリ アフリカ プロジェクト」で検索)から。島田さんが作製するオリジナルランプなどの返礼がある。問い合わせは桜木さん=電070(6667)8149=へ。

 

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