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【神奈川】

住民待ってた パン屋 相鉄・上星川駅前 あすオープン

開店準備中の店内でパンの出来栄えを確認する天野さん(左)と山内さん=横浜市保土ケ谷区で

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 相鉄線上星川駅前(横浜市保土ケ谷区)の上星川商店会に12日、住民が切望してきたパン屋がオープンする。商店会にはパン屋がなく、地元の若手らでつくる団体「FM(フリーメディア)上星川」が誘致を進めていた。FM上星川の天野進一代表(39)は「地域に根差したパン屋があれば、街に愛着を持つ住民が増える」と期待している。 (志村彰太)

 パン屋は、駅から西へ百メートルほどの保土ケ谷署両郡橋交番の向かいにある新築ビル一階に完成した。名前は「バニヤンツリーベーカリー」。バニヤンツリーは、アジアの熱帯地域に生えるベンガルボダイジュの別名で、高所にある枝からも根を伸ばし成長、増殖していく。店主の山内誠さん(37)は「どの地域に行っても、土地に深く根を下ろす意味を込めた」と話す。

 「偶然が重なり、誘致は早く決まった」と天野さんは振り返る。二〇一五年七月に同駅前に移り住んでから「住民がパン屋を求めている」と知り、同年十二月にFM上星川を結成して間もなく誘致を開始。一六年三月、引っ越してきたばかりでパン職人として独立を考えていた山内さんが活動を知り、所有地にビル建設を予定していた商店主も協力を申し出て、入居先が決まった。

 昨年一年、山内さんはメニュー開発に注力。四個のハート形のパンを重ねて四つ葉のクローバーを表現した「きずなパン」(税込み三百五十円)は、商店会近くにある市立坂本小学校の児童と共同で考案した。クロワッサンをメロンパンの皮で包んだ「メロワッサン」(同百円)は、「子どもが小遣いで買えるようにした」と山内さん。

 開店当日は、あんパンなど定番商品も含めて三十種類を並べる。二人は「ここで売るパンが地域の味になって、故郷への愛着につながることが目標」と口をそろえる。入居するビル屋上にあるテラスで、住民がパンを食べながら交流する姿を思い浮かべている。

 火〜土曜の午前十時〜午後六時半に営業(売り切れ次第終了)。問い合わせはバニヤンツリーベーカリー=電045(459)5791=へ。

 

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