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【神奈川】

ベトナムに新校舎贈る 鎌倉学園の生徒ら 「親友」プロジェクト募金で完成

新校舎の開校式の写真と、設置した記念碑の原文を見せる生徒たち=鎌倉市で

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 中高一貫校「鎌倉学園」(鎌倉市山ノ内)の生徒が集めた資金を元にした新校舎が先月、ベトナムの小学校に完成した。ベトナムを訪ねる研修旅行をきっかけに「現地の役に立ちたい」と始まった取り組みで、今後は現地の子どもたちや地域の人との交流を深めていきたいという。 (北爪三記)

 同校は二〇一五年から、中学三年〜高校二年の希望者を対象にベトナムなどへの研修旅行を実施している。学校設備が十分に整っていないベトナムの地方を目の当たりにした一回目の参加生徒から、帰国後「何か役に立てないか」と声が上がり、有志による募金活動が始まった。

 当初、募金の具体的な目的は決まっていなかったが、同国中部のクアンナム省にあるホアンヴァントゥ小学校が、水害と老朽化に悩み、高台への新校舎建設を願っていることを知った。そこで昨年一月、新校舎建設を目指す募金活動と交流を進める「バンタンプロジェクト」を発足させた。「バンタン」はベトナム語で「親友」を意味する。

 文化祭などでの募金を通じ、生徒や教職員、来校した保護者らの協力を得て約四百五十万円を集めた。先月二十七日に現地であった式典には、研修旅行の生徒六十三人が参加。高校二年の榊原慧(さとる)さん(16)は「代表の小学生が『夢にまで見た新校舎をありがとう』とあいさつしたのが印象深かった」と振り返る。

 これまでの研修旅行と同様に、運動会や折り紙など、小学生と触れ合う催しも生徒たちが企画した。高校一年の杉本遥哉(はるや)さん(15)は「一緒に食事をした時、子どもたちが現地の食べ方を教えてくれた。言葉は分からなくても通じるんだ、とうれしかった」と話す。

 かつて研修旅行でベトナムを訪ね、募金活動に取り組んできた高校三年の尾崎雄飛(ゆうひ)さん(17)と相川慧斗(けいと)さん(17)は「自分たちがやってきたことを後輩たちが続けてくれる。校舎が完成して本当にうれしい」と口をそろえた。

 

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