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【神奈川】

目指せ頂上、スリッパ卓球 横浜で「全はま選手権」開幕

真剣な表情でボールを目で追う参加者=1日、横浜市都筑区で(実行委員会提供)

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 ラケットの代わりにスリッパを使う卓球で商店街を盛り上げる、今シーズンの「全はまスリッパ卓球選手権大会」が開幕した。2015年に横浜市保土ケ谷区で始まり、4回目。市内全18区で1商店街ずつ開く大会の優勝者が集う11月の「頂上決戦」に向け、熱い戦いが続く。主催者は「顔が見える関係をつくり、商店街に何度も訪れるきっかけになれば」と期待を寄せる。 (鈴木弘人)

 スリッパ卓球が始まったのは和田町商店街(同区)の青年部長を務める工藤圭亮(けいすけ)さん(47)の幼少期の体験がきっかけ。旅行先の温泉宿で卓球をしようとした時、時間外でラケットを借りられず、転がっていたボールとスリッパで楽しんだ。大型店の進出で客が減り、活気を取り戻す方法を考えていた時にそのことを思い出し、「幅広い年齢層が楽しめるはず」と着想した。

 一五年に同商店街で第一回を開催。一六年には区内七商店街が加わり、昨年は同区全十四商店街と鶴見、神奈川、中、磯子区の各一商店街でも実施。今年は市内全区の優勝者で「頂上」を決めることにし、工藤さんが仕事でつながりがあった各区の商店街に声を掛けた。

 大会は三十二人のトーナメント方式で争い、5点先取のゲームを二つ取った方が勝ち。スリッパにはラケットのように滑り止めのラバーがない上、通常のボール(直径四十ミリ)よりも四ミリ大きい球を使うため回転がかかりにくい。初心者と経験者が戦ってもラリーが続くという。

大会で使うスリッパを手に参加を呼び掛ける工藤さん=同市保土ケ谷区で

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 多くの人の目に留まるようにと、大会は商店街の祭りやセールに合わせて屋外で実施する。今月一日には都筑区の荏田南近隣センター商店街の「花花まつり」で今年最初の大会が開かれた。「風があり、運の要素も強い。八十歳の女性や六歳の子どもも勝ち上がる。最初は遊びでやっているつもりがだんだん本気になる」(工藤さん)。

 賞品は会場の商店街で使える商品券が中心。工藤さんは「試合後の心地良い疲れを飲食店で癒やしたり、合間に買い物をしたりしてお気に入りの店を見つけてもらえれば」と語った。

 年齢や性別、居住地は不問で、当日の試合開始三十分前からエントリーを受け付ける。人数オーバーの場合は抽選。各区の大会の日程などは「全はまスリッパ卓球選手権大会」のホームページから。問い合わせは実行委員会=電045(333)1751=へ。

 

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