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【神奈川】

弾む打楽器 進化の10年目 節目の晴れ舞台「盛り上げたい」

リハーサルに励む「そよかぜバンド」のメンバーと中川さん(後方)=横須賀市で

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 知的障害や発達障害がある、横須賀市の男性六人の音楽グループ「そよかぜバンド」による毎春恒例のライブが、二十二日午後三時から、市総合福祉会館で開かれる。二〇〇九年の結成から十年目を迎えた節目の年の晴れ舞台に向け「盛り上がりたい」と意気込んでいる。

 六人は十八〜二十四歳で、いずれも市立岩戸中学校の特別支援学級の出身。療育手帳の区分上の程度は、最重度から最軽度までさまざまで、日頃は量販店の販売や清掃、農作業といった仕事をしている。

 結成のきっかけは〇九年秋の合唱コンクール。担当教諭だった中川茂さん(63)の発案で、当時在籍していた四人が打楽器を中心にバンドを組んで出場。メンバーから「バンドを続けたい」との声が上がり、卒業後も中川さんがボランティアで指導して年一、二回、演奏会を開いている。バンド名は学級名の「そよかぜ」から取った。

 後輩二人を加えた現在は、ボーカルとマリンバに加え、タンバリンやスネアドラムなどの打楽器で構成。中川さんのギター、ボランティアのピアニストらサポートメンバーが脇を固める。

 リハーサルではメンバーが拳を突き上げて歌ったり、楽器を思い切りたたいたりと、本番さながらに熱のこもったパフォーマンスを見せた。中川さんは「演奏するたびに、うまくなっている」と目を細める。ボーカルを務める川上翔馬さん(23)は「音楽は楽しいし、癒やされる。ストレスの解消にもなる」と笑顔。「お客さんも一緒に手をつないで盛り上がるステージにしたい」と抱負を語った。

 ライブでは「明日があるさ」「上を向いて歩こう」などの有名曲と、メンバーの親が作ったオリジナル曲合わせて八曲を披露する。入場無料。問い合わせはバンドの事務局=電090(6127)6962=へ。 (福田真悟)

 

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