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【神奈川】

継続は「多様な人材」が鍵 きょうから26回目の「葉山芸術祭」

開催を間近に控え、打ち合わせをする実行委員ら=葉山町で

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 町のあちこちにアート会場ができる「第26回葉山芸術祭」が21日〜5月13日、開催される。四半世紀を超えた住民主体の取り組みは、各地で開かれるアートイベントの先駆けの一つ。今回から新たな若手世代も実行委員に加わり、3週間にわたる芸術祭を盛り上げる。 (北爪三記)

 一九九三年に始まった芸術祭は、生活に身近な芸術・文化を育み、暮らしを心地良く、楽しくしていこうというのがコンセプト。プロ・アマ問わず、店やアトリエ、自宅を開放して展示などを行う「オープンハウス」や、「青空アート市」が人気を集め、期間中は三万三千人の町で延べ約二万人が来場する。

 芸術祭のディレクターや代表を据えないのも特色で、近年は建築家や映像クリエーターら四人の実行委員で切り盛りしてきた。二回目から携わる朝山正和さん(65)は、継続のこつを「多様な人材」と言う。「毎年、引っ越してくる人がいて、新たな出会いがある。住民発の取り組みは多様な人たちがいてこそ」

 六十代が中心だった実行委員に今回から、編集者や建築家など四十〜五十代の四人が加わったほか、事務局の担当者もできた。先を見据え、コミュニケーションを深めようとオープンハウスの参加者を交えた話し合いを持ったり、別組織「葉山ART WALK実行委員会」を立ち上げて、来場者が各会場を巡る一助にモデルコースやガイドツアーを用意したりした。

 新たな実行委員の一人で、葉山に移って七年のアートコーディネーター清水衣里さん(40)は「住民が主体になり、損得抜きで努力してきたイベント。参加したいと思ってくれる人が多いから成り立っているのだと思う」と話す。

 今回のオープンハウスは町内を中心に逗子、横須賀市にまたがる七十五カ所。青空アート市は森山神社(一色)を主会場に二十八日と五月十二〜十三日に開かれる。夜の葉山しおさい公園(同)を彩る「竹あかり」の展示(五月五〜六日)などもある。帝国ホテルなどを手がけた米国の建築家フランク・ロイド・ライトの弟子・遠藤新(あらた)が設計した「加地邸」(一色)も、二十九日と五月五日に公開される(入場料千円)。

 詳細は芸術祭のホームページで。問い合わせは実行委=電046(877)1441=へ。

 

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