東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

本人の生涯 絵でたどる 大佛次郎記念館 40周年企画展

「記念館の歴史を知ってほしい」と話す金城研究室員=中区で

写真

 時代小説「鞍馬(くらま)天狗」で知られる作家大佛(おさらぎ)次郎(一八九七〜一九七三年)の生涯を紹介する「大佛次郎記念館」(横浜市中区)は、五月一日に開館四十周年を迎える。これにちなみ、開館当初の写真や直筆の手紙など百三点を展示する企画展が同館で開かれている。節目を記念し、五月一〜三日は入館無料にする。

 大佛は横浜市に生まれ、学生時代を東京で過ごした後、鎌倉市に定住した。時代小説「赤穂浪士」や童話「スイッチョねこ」なども代表作とされる。

 同館は遺族から寄贈を受けた横浜市が七八年に開設し、遺品など約七万点を所蔵する。常設展会場では、実際に使っていたベッドや本棚で寝室兼書斎を再現。企画展も重ね、先月までに計約二百九万人が訪れた。

 今回の展示では、大佛の人生を一本の道に例えた「大佛次郎作品道中図絵」(全長九・三メートル)が目を引く。親交のあった漫画家横山隆一さん(一九〇九〜二〇〇一年)が、大佛が著した作品の年代や社会の出来事を時系列で描いた。過去の企画展のポスターや初版本なども展示している。

 金城瑠以(るい)研究室員(30)は「大佛は愛猫家で、フランス史にも造詣が深い。さまざまな企画展を開いてきた館の歴史とともに、好奇心旺盛な大佛の人柄も知ってもらえれば」と語る。

 企画展は七月八日まで。原則月曜休館。入館料は高校生以上二百円、中学生以下無料。問い合わせは同館=電045(622)5002=へ。 (鈴木弘人)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報