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【神奈川】

水陸両用忍者バスが登場 芦ノ湖で「海賊船」と競演

18日の試運転で、芦ノ湖から陸に上がる忍者バス=箱根町で

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 西武系の伊豆箱根鉄道と伊豆箱根バスは二十七日から、箱根町の芦ノ湖で水陸両用バスを定期運航する。忍者をイメージした黒い外装で、湖上はスクリューで進む。芦ノ湖の遊覧は小田急系の「海賊船」の人気が高く、「忍者バス」で巻き返しを図る。 (西岡聖雄)

 正式名称は「NINJABUS WATER SPIDER(ニンジャバス・ウォーター・スパイダー)」。定員四十三人。水面を渡る忍者道具の水ぐもから名付けた。車内ガイドの女性も、忍者姿で周辺の名所や忍者の歴史、掟(おきて)を紹介する。ガイドの杉山洋子さんは「戦国大名北条氏を支えた風魔忍者のことも伝えたい」と張り切る。

 元箱根のレジャー施設「箱根園」と伊豆箱根バス箱根営業所の二カ所から一日三便ずつ六便(九月末〜二月末は計五便)が出る。周辺の道路を三十分走り、湖上は最大時速九キロで十五分周遊する。現在、湖岸四カ所から出ている遊覧船の運航も継続する。

 芦ノ湖の遊覧船は西武系が戦前、小田急系が戦後にスタート。西武系は一九六一年、船を二つつなぎ合わせた形の「双胴船」と呼ばれる安定性に優れた世界初の客船を導入。小田急系は米国のディズニーランドからヒントを得て六四年、中世の帆船を模した海賊船を就航し、集客を競った。

 海賊船利用客は年間二百万人に近く、伊豆箱根鉄道の遊覧船の四倍に上る。水をあけられた同社は、町内の直営観光施設で駐車係や店員を忍者姿にしたところ外国人客に好評だったことから、忍者の利用を決めた。広報の杉原理恵さん(33)は「海賊船との相乗効果で箱根観光を盛り上げたい」と話す。

 忍者バスの料金は大人二千八百円、小学生〜三歳千四百円、二歳以下五百円。問い合わせは伊豆箱根バス=電0460(86)2048=へ。

 

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