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【神奈川】

障害者の就労に一役 支援事業所がチッタの催しに出店 

商品を手に「企業雇用につなげるのも大事だが、自分たちで新たな事業モデルを展開したい」と話す高橋社長=いずれも中原区で

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 川崎市中原区で障害者就労支援事業所を運営する「ダンウェイ」が、五月二日から六日まで、JR川崎駅東口の複合商業施設「ラ チッタデッラ」で行われる沖縄文化の祭典「はいさいFESTA」に初出店する。沖縄県名護市産のシークワーサー加工品販売を通じて、消費減少に悩む現地の農家を支援するとともに、生きづらさを抱えながら就労を目指す障害者に新たな働き方を示す取り組みという。 (小形佳奈)

 「シークワーサーの独特の苦味が好き」というダンウェイの高橋陽子社長(44)が昨年十一月、講演で訪れた沖縄県の石垣島で、名護市の農産物加工業渡具知(とぐち)豊さん(50)と知り合ったのがきっかけ。

 渡具知さんによると、二〇〇〇年前後に起きたシークワーサーブームで生産拡大を図った同市内では現在、年間生産量の四割にあたる三百六十五トンが未収穫のまま放置されている。話を聞いた高橋さんは「障害者と一緒に、名護のシークワーサーの消費拡大ができたら」と考えた。

 知的障害者がホームページ制作やプレゼン資料作成をする際に手助けとなるコンピューターソフト「ICT治具」を使って商品紹介のチラシやポップを作り、FESTAでシークワーサーの原液や果汁の入った黒糖などを販売することにした。チラシ作成や販売は同社で就労に向けた訓練を受ける障害者が担当する。

 同社では今後、シークワーサー加工品の通信販売も始める。高橋さんは「障害の特性で会社勤めができない人に、それ以外の働き方の選択肢を示せたら」と話す。

 渡具知さんは名護市内の同業者や生産者と組んで消費拡大を目指す活動をしており「沖縄県の人口百四十万人を上回る百五十万人の川崎市民にシークワーサーを知ってもらうチャンス」と喜ぶ。

 問い合わせはダンウェイ=電044(740)8837=へ。

     ◇

 はいさいFESTAは今年で十五回目。「石垣牛」「あぐー豚」といった沖縄産の食材を使った料理や泡盛を扱う「飲食屋台・物産展」、三線教室などのワークショップ、沖縄の伝統舞踊「エイサー」の演舞、沖縄ゆかりのアーティストが出演する音楽ライブなどが行われる。詳細はラ チッタデッラのホームページで。

 

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