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【神奈川】

「加害」の視点から見える戦争の実相 横浜で225枚パネル展示

展示資料を紹介する北さん=横浜市神奈川区で

写真

 日中戦争と太平洋戦争で旧日本軍が与えた危害に着目したパネル展「戦争の加害−民族排外主義と差別こそ侵略戦争への道」が26日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで始まった。戦時中の旧日本軍と政府の動きを調べている複数の市民団体でつくる「記憶の継承を進める神奈川の会」が主催。各団体が資料を出し合い、225枚のパネルを並べた。(志村彰太)

 中国国民党・〓介石政権の臨時政府があった重慶に旧日本軍が焼夷(しょうい)弾を投下した「重慶爆撃」(一九三八〜四三年)のコーナーでは、折り重なる遺体と壊滅した市街地の写真を紹介。マレーシアであった華僑の大量殺害を伝える資料や証言なども並べた。会のメンバーの北宏一朗さん(76)=平塚市=は「各団体の資料を、加害という観点でまとめて紹介した方が戦争の実相が見える」と説明する。

 他に、中国人と朝鮮人の強制連行、従軍慰安婦、南京事件、七三一部隊の人体実験や細菌兵器研究などもテーマにした。北さんは平塚市で製造されていた毒ガス弾の影響で、市内の地下水が汚染されている現状を伝える資料を出した。北さんは「戦争で何が起きたかを知り、今にどうつながっているか考えてほしい」と話した。

 期間中は会のメンバーらによる講演もある。入場・聴講無料で五月二日まで。問い合わせは同センター=電045(312)1121=へ。

※は、くさかんむりに將

 

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