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【神奈川】

県立歴史博物館がきょう再開 未来への新たな一歩

運営を再開する県立歴史博物館=横浜市中区で

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 空調設備の更新で2016年6月から休館していた県立歴史博物館(横浜市中区南仲通5)が28日、運営を再開する。「歴史と研究の継承」をテーマにした特別展「つなぐ、神奈川県博」を同日から開く。前身の「県立博物館」オープンから51年が経過し、薄井和男館長は27日の再開式典で「未来につなげる新たな一歩を踏み出す」と強調した。 (志村彰太)

 博物館が長期休館したのは一九九五年の大規模改修以来で、今回の改修費用は八億円。以前は収蔵庫の温度と湿度を一定に保つのに苦労したという。建物は〇四年に建設された横浜正金(しょうきん)銀行本店を転用し、国の重要文化財と史跡に指定されている。定期的な改修は、歴史的建造物の保全も兼ねている。

 七月一日までの特別展では収蔵品百七点を展示。縄文土器、室町時代の鎌倉彫、明治時代に海外輸出用に横浜で製造された陶器「真葛(まくず)焼」、二〇〇一年まで博物館近くにあった劇場「横浜東宝会館」の看板など、幅広い時代の史料を並べる。学芸員の千葉毅(つよし)さん(33)は「常識にとらわれず、新しい視点で博物館をつないでいくという意味を込めた」と説明する。

 再開を記念し、収蔵品「神奈川県鳥瞰(ちょうかん)図」(縦八十三センチ、横四メートル十七センチ、一九三二年)の複製が、複合機大手の富士ゼロックスから寄贈された。鉄道路線が絹の布に描かれた地図で、館外の講座で使うのを想定している。原本は七月一日まで常設展会場で見られる。

 観覧料は一般六百円、学生四百円、六十五歳以上二百円、高校生百円。二十八〜三十日は無料にする。原則月曜休館。問い合わせは同博物館=電045(201)0926=へ。

 

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