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【神奈川】

腕不自由な人の助けに 横浜国大など県支援で商品化

腕に着けた電極で電気信号を読み取って動く義手=県庁で

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 産官学が連携し、皮膚に流れる微弱な電気信号を読み取って動く「前腕筋電義手」と、手首にまひがある人がリハビリに使うロボット装置「リリスト」が商品化された。大学と企業が、県の開発費用補助や県立産業技術総合研究所の技術支援制度を利用した。

 義手は、横浜国大と電気通信大などが開発。国産品として初めて厚生労働省の「補装具費支給制度」の対象になり、三万七千二百円の負担で購入できる。所得制限により適用されない場合の販売価格も五十万円と、同等の機能を持つ商品の三分の一に抑えた。

 重さは五百グラム。一般的な義手は「握る」「離す」しかできないのに対し、親指だけ独立して動かせる。学習能力があり、いったん動きを覚えれば違和感なく使えるようになる。既にかながわリハビリロボットクリニック(厚木市)が導入し、治療に役立てている。

 リリストは電機メーカーのデンサン(横浜市中区)が開発した。台座に腕を固定し、空気圧で半円状に動くレバーを握って手首の曲げ伸ばしを繰り返す。脳血管疾患の後遺症やパーキンソン病などで手首が動きにくい人のリハビリに効果がある。

 県によると、手首の一般向けリハビリ装置が商品化されるのは初めて。販売価格二十二万五千円のうち六万七千五百円は県が補助する。月二万一千円でレンタルもする。

 問い合わせは県産業振興課=電045(210)5650=へ。 (志村彰太)

 

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