東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

<トリコロールの風>ホーム5試合目で初勝利 上位追い奮起あるのみ

上昇のきっかけになるか。鹿島を破り、タッチして喜ぶ横浜Mイレブン=28日、日産スタジアムで

写真

 4月に入って2分け3敗とじり貧状態にあったマリノスが28日の第11節で鹿島を3−0で下した。ホームでは5試合目で初勝利。ようやく一息ついた感じだ。第8節、神戸に逆転負けを喫し、J2降格圏内の16位に落ちた順位も13位へ。安心できる位置ではないが、上昇のきっかけにしたい。

 マリノスといえば「堅守」。2015、16、17年の3シーズンをみても、失点は少ない方から2、5、5位。CB中沢佑二(40)を中心にゴール前での球際の強さは伝統といっていい。

 少ないチャンスを得点に結び付け、懸命に守る。見る側にはストレスのたまる展開を戦い抜くスタイル。それが今季、いささか揺らいでいる。

 第11節を終えて失点17。多い方から2番目である。昨季は第24節までを17失点で抑えていたので「失点倍増」。ありがたくない傾向だ。下位に低迷するのもやむを得ない数字である。

 ポステコグルー監督の「ハイライン・ハイプレス」の戦術では、攻撃時には守備ラインがハーフウエーライン付近まで上がる。両SBのうちの1人は内側に位置し攻撃をサポートする。その形から相手にボールを奪われると守備ライン全体が下がりながらポジションを修正し、相手のマークをしなくてはならない。

 運動量を要求されるだけでなく、神経を使う。その動きの中で、どこかに一つでも隙が生まれれば、そこを突破口にされる。ほころびは次へ、次へ…。1−1で終わった川崎戦では、前半に4度の決定的チャンスを与えた。ことごとく外してくれて引き分けに持ち込めたが、いつもなら集中し、隅々まで行き届いている神経に緩みがあった。

 新しい戦術に挑み、身体も脳みそも汗をかいている。試合を重ねるごとにずれを修正し、連係をうまく取ることが肝心だ。そうしないと汗をかく意味がない。

 次に得点力。サッカーでは、どの世界のどのチームにとっても永遠の課題で、マリノスも毎年のように苦しんでいる。今季も、ハイプレスが機能したときには相手を押し込むのだが、得点は思うように伸びない。

 第11節まで1得点だけの試合が8試合。複数ゴールはFWビエイラ(29)がハットトリックを記録した湘南戦と、鹿島戦の2度。攻め込んではいても肝心のゴールに直結するプレーに厳しさ、精度を欠いている。どこをどのタイミングでどんなパスで突き崩して、シュートに結び付けるのか。上位へ向かって、奮起あるのみである。 (財徳健治=スポーツライター)

  【Jリーグ】

■8日(H)

横浜M △1−1△ 川 崎

■11日(A)

横浜M ●1−3○ 広 島

■15日(H)

横浜M ●1−2○ 神 戸

■21日(H)

横浜M △4−4△ 湘 南

■25日(A)

横浜M ●1−2○ 札 幌

■28日(H)

横浜M ○3−0● 鹿 島

  【ルヴァン杯】

 ▽グループリーグ予選

■4日(A)

横浜M ○3−1● 新 潟

■18日(A)

横浜M △2−2△ 東 京

※Hはホーム、Aはアウェー

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報