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【神奈川】

勇壮な戦国絵巻 22万人が声援 小田原で「北條五代祭り」

観客の大歓声を浴びながらパレードに出発する武者隊=小田原市で

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 5代続いた戦国大名小田原北条氏をしのぶ「第54回小田原北條五代祭り」が3日、小田原城一帯で繰り広げられた。今年は小田原城が本城となって500年の佳節。22万人が甲冑(かっちゅう)をまとった武者隊や風魔忍者隊などに声援を送った。

 川崎市消防音楽隊なども加わり、総勢1700人が市街地を2.7キロ行進。初代早雲役を秦野市生まれの俳優合田雅吏さん、4代氏政役はNHK大河ドラマ「真田丸」でも氏政を演じた高嶋政伸さんが務め、勇壮な戦国絵巻を繰り広げた。

 北条氏は民の財産と生命を守る意味の「禄寿応穏(ろくじゅおうおん)」を信条とし、中国で千数百年続いた亡命医薬師「外郎(ういろう)家」を1504年ごろ、小田原に招いた。早雲は06年に戦国大名で初めて、田畑の面積や収量を調べる検地を実施し、税の減免政策は5代にわたり貫かれた。

 単に京を目指す戦国大名とは一線を画し、疫病や不当な収奪から民を守るため、関東に理想の国を築こうとした早雲らを「真の革命家」と再評価する声も近年、広がり始めている。

 後世の創作や誤った俗説で負のイメージが強い北条5代の実像を知ってもらおうと、小田原市などは来年末まで早雲公顕彰500年事業を計画。第1弾として4日午前11時〜午後4時、小田原城本丸広場でトークショーや音楽ライブなどを催す。 (西岡聖雄)

 

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