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【神奈川】

市民が育てた米 地酒復活 「出穂」完成 2年来の活動実り

川崎産の米を使った「出穂」を手に「幅広い料理に合いそう」と宮川さん=幸区で

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 川崎産の米で造られた日本酒が完成し、川崎市内の酒店で販売が始まった。市内産の米を使った日本酒の復活を望む市民グループの二年来の活動が実った。 (小形佳奈)

 市内では農家と酒店などが協力して二〇〇一年から十年ほど、市内産の米で地酒「田ゆう」を造っていたが、農家の高齢化や販路が広がらないといった理由で断念した経緯があった。

 川崎産の農産物をまちづくりに生かす活動をしている一般社団法人「カワサキノサキ」の田村寛之代表(39)が、市内の若手農家や、田ゆうの販売に携わった酒店などに地酒復活を呼び掛け、一昨年四月に実行委員会が発足した。

 趣旨に賛同した市民らが田植えをした宮前区内の水田と多摩区の農家の水田で、昨年六月から十月にかけて酒米「楽風舞」を育て、田ゆうを醸造したのと同じ海老名市の酒造会社「泉橋酒造」が醸造。千リットルができあがった。

 「出穂(しゅっすい)」と名付けられた日本酒は、幸区の「たけくま酒店」で先月二十八日から販売が始まった。五月二十三日からは中原区のスーパー「OONOYA」小杉店、元住吉店など四店舗でも販売される予定。千八百ミリリットル入り三千二百円、七百二十ミリリットル入り千七百円(いずれも税抜き)。

 実行委メンバーで、たけくま酒店の宮川大祐さん(46)は「山田錦から造られた田ゆうよりも、楽風舞の個性なのか、すっきりしまりのある味に仕上がった」とPRする。

 

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