東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

ポートレートに三浦の魅力写す 写真集「南端」を出版 逗子の有高さん

写真集を手に「町を盛り上げるきっかけに」と願うミネさん(右)と有高さん=三浦市で

写真

 サングラスをかけてスポーツカーに乗る農家の男性、眼光鋭いマグロ料理人−。三浦市に暮らす人々をモノクロのポートレートで切り取った写真集「南端(なんたん)」が市内唯一の出版社「アタシ社」から発行された。手掛けた逗子市の写真家有高唯之さん(47)は「無機質な都会とは真逆の風情が三浦にはある。その魅力を伝えたい」と語る。(福田真悟)

 一九九八年から、カルチャー誌などに掲載されるポートレートを数多く撮ってきた有高さん。歌手の井上陽水さんや米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手、米国の映画監督ティム・バートンさんら国内外のそうそうたる顔ぶれを被写体にしてきた。

 「『あの写真は良かった』などと、撮った人が喜んでくれるのがうれしい」。そう話す有高さんが二〇一四年から足しげく通っているのが三浦市。「都会の人と顔つきが違う。そのかっこよさに気付いてもらい、外にも発信したい」とシャッターを切り始めた。

 一六年には市内で写真展を開催。訪れた「アタシ社」の編集長ミネシンゴさん(34)が「写真集にしよう」と思い、昨年十一月に逗子市から拠点を移したのを機に出版を決めた。ミネさんは「引っ越して間もなく、地元を題材にした本を作れるのはうれしい」と喜ぶ。

 写真集には農家の男性や料理人をはじめ、漁師や音楽家らを撮った約六十枚を収めた。有高さんは「都心に程近く自然が豊か。クリエーティブな人もいて、理想郷のような場所になりえる。これからも通いたい」と意気込む。

 三千五百円(税別)。三浦市三崎のアタシ社の読書スペース「本と屯」や同社サイトなどで購入できる。出版を記念し、三崎の商店街の空き店舗で二十日まで写真を展示する。問い合わせはミネさん=メールmineshingo@atashisya.com=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報