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【神奈川】

南方系の3魚種 初確認 横浜市の生物調査

横浜市金沢区の夕照橋付近で見つかったタネハゼ

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 横浜市環境科学研究所が一九七三年度から続ける市沿岸海域の生物調査で、熱帯から亜熱帯に生息する「タネハゼ」など三種類が新たに確認された。研究所は「温暖化に伴う海面水温の上昇が裏付けられた。横浜の海でも南方系の魚類が定着するのでは」と予測している。

 調査は三、四年に一度のペースで実施。今回は二〇一六年十月〜一七年七月に鶴見川河口や根岸湾、金沢湾など十カ所で、季節ごとに四回ずつ行った。

 体長約五センチで黒っぽいタネハゼは、金沢区の夕照(ゆうしょう)橋付近で一七年七月に捕獲された。研究所によると、県内では〇七年に逗子市で、東京湾では一六年に千葉県館山市で確認されている。今回の捕獲で「生息域の北限が延びたと言えそう」と担当者は解説する。

 他に鶴見川河口で南方系の魚の「ガンテンイシヨウジ」と「ヒナハゼ」の二種が、この調査では初めて見つかった。いずれも近年、生息域を北に広げている種で、研究所は越冬して定着するかなどを今後の調査で確かめる方針だ。

 また、海外と行き来する貨物船の影響で増える貝類などの外来種は、ホンビノスガイなど十四種類を記録。五種類だった八五年度以降、増加傾向が続いている。 (梅野光春)

 

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