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【神奈川】

外国ゆかりの子らにカメラの手ほどき 写真家・大藪さんらが横浜で市民団体設立

昨年夏に横浜市中区で開かれたワークショップ(大藪さん提供)

写真

 外国ゆかりの子どもたちが日本になじむきっかけにと、フォトジャーナリスト大藪順子さん(46)=横浜市神奈川区=らが市民団体「Picture This Japan(ピクチャー・ディス・ジャパン)」をつくり、カメラの手ほどきをする活動を本格的に始める。八月から中高生を対象に市内でワークショップを重ね、来年一月には写真展を開く。 (梅野光春)

 大藪さんは米国の新聞社でフォトジャーナリストとして活躍、帰国した二〇一三年から横浜に住む。一五年、川崎市の多摩川河川敷で中学生が殺害された事件に外国ゆかりの少年が関わっていたと知り、自身が渡米当初に言葉の壁で苦労した経験を思い起こした。

 そこで一六年夏、「日本語が苦手なら、写真をコミュニケーションのきっかけに」と外国ゆかりの十代の十三人に、カメラの魅力を伝えるワークショップを始めた。横浜港や横浜中華街に出向き、時には自宅などでも撮ってもらい、一七年一月には横浜市で写真展を開催。今年一月には、二期生の写真展も開いた。

 「子ども同士だから見せる表情をとらえたり、大人なら避ける構図が逆に目新しかったり、独特の良さがあった」と大藪さんは振り返る。自主性を重んじることで、外見や言葉でよそ者扱いされがちな子どもたちに、自身のアイデンティティーを形づくってもらうのも狙いだ。

大藪順子さん

写真

 こうした活動を続ける中で、大藪さんは団体の旗揚げを決意。「活動資金は不足しがち。団体をつくり、行政や企業から補助を受けやすくなれば」と理由を明かす。これまで協力してくれたメンバーを含め六人で十九日、初会合を開く。「運営スタッフは今も募集中」と大藪さん。

 今年のワークショップは八月二十六日〜十二月九日の日曜に八回、同市中区で予定する。外国ゆかりの中高生が対象で、定員は二十人。交通費は支給し、カメラは貸し出す。

 問い合わせはメール=picturethisjp@gmail.com=へ。

 

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