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【神奈川】

「きもの・で・街歩き」3年目 着物と川崎の魅力を世界へ

着付けをする尾崎さん(左)=川崎区で

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 着物ファンを増やすとともに川崎の魅力を伝えたい−。「みやうち着物学院」(川崎市中原区)の尾崎弘子学院長(72)は、着付けと市内観光のパック企画や、商業施設と連携して着物で街歩きをする企画などを通じ、着物文化の普及に努めている。 (小形佳奈)

 尾崎さんは成長や季節の節目で着物をあつらえてくれた母の影響で着物が好きになった。出産後に着付け教室に通った後、四十年ほど前に学院を創設。約五千人を育て、着付師や美容学校の講師として活躍する教え子も多数いるという。

 着物やそれにまつわる歴史を伝えようと、研究会をつくり、中高生向けのマナーコンテスト、群馬県の富岡製糸場や青梅きもの博物館(東京都青梅市)の見学会などを行ってきた。

 二年前からは「きもの・で・街歩き」と題して月一回、着物姿で多摩区の日本民家園を見学したり、和太鼓や三味線の演奏を聴いたりする催しを企画。会場を借りて着付けの時間を取る回もあった。

 二十五回目となった四月二十二日は、フィリピンやタイ出身で日本に住む親子を含め二十三人が参加。町娘や忍者の衣装で、川崎区の川崎大師平間寺や大師公園を散策した。参加三回目という横浜市神奈川区の自営業福嶋千江美さん(64)は武家の妻に変身。「着物を着るだけで背筋がぴんとする」と笑顔を見せた。

 また、学院では昨年六月から、JR川崎駅東口で複合商業施設を運営する「チッタ エンタテイメント」が主に外国人観光客向けに企画した着物で街歩きを楽しむイベントにも協力している。

 これらの活動を通じ「外国の方に日本の着物を見てもらい、川崎の人たちに自分の住む街を知ってもらいたい」と尾崎さん。「着付け場所を提供してくれる施設や通訳ボランティアなど、支えてくれる人たちが宝」と話す。

 「きもの・で・街歩き」は参加費(昼食代、保険料など)二千五百円。着付け料千円、着物レンタルは二千円から。詳細は学院のホームページで。

 

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