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【神奈川】

野毛の応援キャラ「のげやまくん」7周年 初の絵本が誕生

作者の男性が7周年記念に本紙に寄せたイラスト

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 横浜市の野毛地区(中、西区)を応援するキャラクター「のげやまくん」が来月、誕生七周年を迎える。同地区は、野毛山動物園や野毛山公園など散策に適した場所が広がる一方、昭和の雰囲気を残した飲食店街もあり、多彩な魅力を醸し出している。これまでは市内の公共掲示板にイラストが張られてきたが、初めての絵本を来月二日に発売し、野毛の魅力を各地に広げていく。 (志村彰太)

 のげやまくんは二〇一一年六月二日、桜木町駅前の掲示板に初めて登場した。白く丸い体で、頭に「の」の文字を載せたキャラクター。「誰でもまねできるように単純な描線にした」と作者の男性。「のげ」としか話せず、友だちの「あーあくん」との掛け合いで、地区の紹介をしている。

 「幼い頃から慣れ親しみ、大好きな野毛を盛り上げたい」(作者の男性)との気持ちから始めたのげやまくん。今では地元に深く浸透し、昨年、飲食店やギャラリーに張ったのげやまくんのイラストを探すスタンプラリーが開かれ、ファンクラブもできた。

 作者の男性は自宅から行きやすい中、西、南区にある掲示板にイラストを張り、十日に一回、欠かさず新作に替えてきた。ピーク時には八十カ所に上ったが、古くなった掲示板が年々廃止され、半分ほどに減少。活躍の場が減るのを心配した出版社「星羊社」(中区)が昨年五月、絵本の制作を持ちかけた。

絵本を持つ成田さん=横浜市中区で

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 絵本の題名は「のげやまくんとくま」(A5変型判二十四ページ、千二百円)。のげやまくんが、迷子になったクマのぬいぐるみと横浜がモデルの架空の街を歩き、持ち主の所に帰る物語。同社の成田希(のぞみ)さん(34)は「野毛の隠れた名所も描かれている。絵本を持って散歩してほしい」と話す。

 「絵本と掲示板を見て、のげやまくんと野毛に親しんでもらえれば」と作者の男性。売り上げの一部は野毛山動物園に寄付する。問い合わせは同社ホームページから。

 

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