東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

藤沢の保育園 05年まで石綿飛散か 医師ら市に対策求め報告書

 藤沢市立浜見保育園(鵠沼海岸四)で二〇〇五年まで断続的にアスベスト(石綿)が飛散した恐れがあるとして、医師らでつくる「市石綿関連疾患対策委員会」は二十五日、元園児や元職員らへの健康相談の充実などを求める報告書を市に提出した。

 報告書によると、園は一九七二年に開設され、当初から遊戯室の天井はアスベストがむき出しの状態だった。八四年に飛散対策としてつり天井が取り付けられるまでの間と、点検作業をした九九〜二〇〇五年に飛散した恐れがあり、推計で園児約八百人と職員約百九十人が吸い込んだ可能性がある。

 市は〇八年以降、対象の元園児や元職員らの検診を実施。一三年に元園児の三十代の男性が、アスベストを吸い込んだ際に生じる「胸膜プラーク」の疑いがあると診断された。

 胸膜プラークは中皮腫などがんに進行する恐れはないものの、市は「被害が拡大する可能性がある」として一五年、医師や弁護士ら十人でつくる対策委を設置。報告書では、臨床心理士による相談窓口の設置や一人当たり数万円の見舞金の支払い、エックス線撮影費の補助などを提案している。

 報告書を受け取った鈴木恒夫市長は「(対象の)園児や保護者に安心していただけるよう、誠実に対応していきたい」と話した。

 ◇ 

 対策委の委員の医師や弁護士らは六月九日午後五時半から、同市藤沢の藤沢商工会館「ミナパーク」で報告書に関する説明会を開く。参加無料。問い合わせは湘南合同法律事務所=電0466(25)3125=へ。 (布施谷航)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報