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【神奈川】

<トリコロールの風>攻守のバランス構築を 失点ワースト3位

横浜M−磐田 前半、ゴール前で競り合う横浜M・GK飯倉(中央)ら=2日、日産スタジアムで

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 J1は第15節を終え、ワールドカップ(W杯)ロシア大会による中断に入った。再開は7月18日。アウェーでの仙台戦になる。

 苦しい戦いが続いた。勝ったり負けたり。勢いがつきそうで、すぐにしぼむ。4勝5分け6敗の13位は、降格圏と背中合わせの位置。本意ではあるまい。

 チームが変わろうとしてチャレンジしている姿勢は見える。守備ラインを高く取り、中盤も両サイドからも人数をかけて敵陣に攻め入る。「少ない得点を堅守で守りきる」というのが従来のマリノスの印象であり、戦いの基盤だったが、今季ここまでは「攻めのマリノス」の印象が強い。

 結果は数字にも表れている。得点23は神戸と並びトップ。過去3シーズンの同時期と比較しても一番多い。だが、問題は得意とするはずの「堅守」にほころびというか乱れが生じていることだ。

 堅いはずの守備は失点24でワースト3位。首位の広島が得点22で失点8、2位FC東京が得点21で失点13、3位川崎が得点22、失点12というのを見れば、いかにも「もったいない」感じがする。

 人数をかけて攻撃した後の守備への切り替え。とくにサイドから逆襲を受けるシーンが目立つ。リスクを承知の攻めだからある程度は仕方ないのだが、中断期間での練習で修正していくほかない。

 ポステコグルー監督は「とてもいいリズムで戦う時間とそうではない時間帯がある。そのギャップを埋めていきたい」と話す。

 確かに、リズムに乗ったときの攻めは一級品。ただパスが思うようにつながらず、選手のポジション移動がスムーズではないときに、バランスを崩している。そういうときこそ、じっくり構えてもいいのだが…。攻める意識が前に出すぎているように見える。

 開幕間もなく、この欄でGK飯倉大樹(31)の常識破りの運動量に触れた。その時、「前に出すぎるGKのスキを突く相手のロングシュートはまだ成功していない」と書いたが、さすがに相手もプロ、4本のゴールを許した。

 第15節の長崎戦では、前節G大阪戦で55メートルのシュートを決められたこともあってか、走行距離がそれまでの平均より3分の2減った。飯倉も初めてのチャレンジで「状況による最適なポジション」を模索中なのだろう。守備の最後の砦(とりで)として1点の重みを誰よりも知る。工夫の中で新しいGK像を探求してほしい。

 (財徳健治=スポーツライター)

  【Jリーグ】

■2日(H)

横浜M ●1−3○ 磐 田

■5日(A)

横浜M △1−1△ 名古屋

■12日(H)

横浜M △1−1△ ガ大阪

■19日(H)

横浜M ○5−2● 長 崎

  【ルヴァン杯】

 ▽グループリーグ予選

■9日(A)

横浜M ●2−4○ 仙 台

■16日(H)

横浜M ○2−1● 新 潟

 ※Hはホーム、Aはアウェー

 

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