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【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>連覇狙うシーズン 「攻めの川崎」本領発揮を

川崎−清水後半、自身2点目のゴールを決め、パフォーマンスを披露する中村選手(中)=等々力陸上競技場で

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 ワールドカップ(W杯)ロシア大会(6月14日−7月15日)による中断でJリーグは、7月18日の再開まで約2カ月の中断に入りました。

 フロンターレは第15節を終えて3位。順位だけなら少しは胸を張れそうですが、首位・広島との勝ち点差10はいささか気が重い。総得点22は3位、総失点12は少ない方から2番目。昨季の15試合消化時点では得点21、失点14でしたから「まずまず」の戦績と言えなくはないのです。

 でも、連覇に向かうシーズンです。昨季よりさらに進歩した強いフロンターレを見たい。FW大久保嘉人(35)やMF斎藤学(28)といったリーグでも屈指のアタッカーを獲得したのも「攻めの川崎」を一層充実させる狙いでした。

 横浜M時代に右ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷で全治8カ月のケガを負った斎藤がリハビリを終え、初めてピッチに立ったのは第6節(4月8日、横浜M戦)。交代出場して13分間プレー。その後も途中出場が4度。初先発は第13節のFC東京戦、75分で交代しました。総プレー時間は183分です。

 大久保は12試合に出場していますが先発は4度(フル出場は3度)で、プレー時間は514分。全体の4割弱しかピッチに立っていません。得点も2。本領発揮からほど遠いと言わざるを得ません。

 「攻めの川崎」への他チームの対処は厳しいものがあります。中央の守備を固め、パス配球役のMF大島僚太(25)やMF中村憲剛(37)をハードなマークで封じようとしています。やや停滞している攻めの形も大久保、斎藤が本来のコンディションを取り戻せば格段に良くなるはずです。

 守備で気になるのは12失点のうち8点がFK、CKのセットプレーからだということです。GKチョン・ソンリョンという名手がいながらの「大量失点」。相手へのマークの緩み、球際の粘り。しっかり見直して、さらに堅固な守備網を築きたいところです。

 W杯では、日本代表最終候補の27人の中に大島が入りましたが、FW小林悠(30)はケガで無念の合宿不参加、筆者の推した中村も外れました。ちょっと残念…。

 フロンターレ一筋、16年目の中村は第15節の清水戦でJ1出場419試合の、大卒選手としては藤田俊哉さん(磐田などでプレー)に並ぶ最多記録に並びました。再開後の札幌戦で新記録樹立です。

  (スポーツライター)

 

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