東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

研究者の“交流拠点”町開き 殿町・キングスカイフロント「A地区」

大型の燃料電池(右)を備えたホテル=川崎区で

写真

 川崎市川崎区殿町の国際研究戦略拠点(キングスカイフロント)で三十日、研究者の交流拠点となる「A地区」の町開きがあり、関係者がテープカットなどをして祝った。既に完成した研究棟二棟に加えて六月一日にホテルが開業するため、市は、世界の研究者が会社や組織を超えて話し合い、技術革新が起きることを期待している。 (大平樹)

 キングスカイフロントには生命科学分野の先端企業や研究機関が集まっている。A地区は合計四・六ヘクタールで、キングスカイフロントの西部に位置する。土地を購入した大和ハウス工業(本社大阪市)が、市などと協議しながら整備を進めてきた。地区の境界や建物の間の壁をつくらず、研究者たちが自由に歩き回って交流が進むように配慮した。今後、新たに三棟の研究棟と、遊歩道の整備が予定されている。

 開業するホテルは「東急REIホテル」で、東芝エネルギーシステムズ社製の大型燃料電池を備えるのが特徴。川崎区内にある昭和電工の施設からパイプラインで水素を引き込み、消費電力の一部をまかなう。発電時に生まれる熱を使って、ホテルで使うお湯も供給する。燃料電池は発電時に二酸化炭素を出さないため、地球温暖化対策として注目されている。

 式典で、黒岩祐治知事は「イノベーションをここから世界に発信していくために全力を尽くす」とあいさつ。福田紀彦市長は式典後、報道陣に「日本の成長分野をこのキングスカイフロントが引っ張っていく」と語った。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報