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【神奈川】

避難所運営、女性の視点で 藤沢のNPOが冊子発行

冊子を手にする吉田さん=横浜市神奈川区で

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 男女共同参画をテーマに啓発活動をしているNPO法人「かながわ女性会議」(藤沢市)は、災害時の避難所運営や防災対策の課題を女性の視点で朗読劇にし、台本を冊子にした「女性と防災」を発行した。多くの人に演じてもらうことで、避難所で起こりがちな問題などを広く知ってもらうのが狙い。 (志村彰太)

 冊子は(1)避難所で洗った下着を干す場所をどうするか(2)夜間に小さな子どもが泣くのに気を使い、外に出る母親(3)プライバシーの確保についての話し合い−など十項目で構成。全て演じても二十分ほどで終わる。

 原案を書いた同会議の吉田洋子理事長(69)は「大事なことを盛り込みながらも、重苦しくならないようにした」と語る。大学で都市計画を学んだ吉田さんは阪神大震災(一九九五年)の被害について勉強するうち、避難所は女性にとって居づらい場所だと知った。

 以来、東日本大震災(二〇一一年)や熊本地震(一六年)などの被災者や専門家に話を聞き、得た知識を講座を開いて伝えてきた。二年前、「もっと効果的に広めたい」と朗読劇を考案。改良を重ね、今年三月に冊子が完成した。

 学校や企業が生徒、社員向けに演じるのを想定し、同会議のメンバーが出向いて効果的な使い方を教えることもできる。外国人が読めるよう翻訳版の作成も検討している。吉田さんは「男性は女性役、女性は男性役を演じると互いの気持ちが理解できる」と話した。

 冊子はA5判三十六ページで一部二百円。問い合わせは同会議=電0466(27)4089=へ。

 

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