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【神奈川】

「甲状腺不安をなくしたい」 相模原の牛山元美医師 10日、横浜で講演

牛山元美医師

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 東京電力福島第一原発事故による被ばくを心配する県内在住者らの相談に応じ、二〇一三年から甲状腺検査をしている「さがみ生協病院」(相模原市南区)の内科部長牛山元美医師(61)が講師を務める勉強会が十日、横浜市青葉区のスペースナナで開かれる。牛山さんは「不安を抱く人もいる。それを取り除くのが医師の仕事」と話す。 (志村彰太)

 原発事故後、牛山さんには子育て世代の知人から「子どもの被ばくが心配」「病院で検査をしてくれないか」といった声が寄せられた。自身も放射線の健康への影響に関心を高め、翌年から福島県に出向いて健康相談を実施したり、チェルノブイリ原発事故の影響があったベラルーシで甲状腺治療の現場を視察したりした。

 同国では事故との因果関係は不明ながら、「糖尿病などの疾患も増えている」「最近生まれた子どもも甲状腺がんになっている」といった話を聞いた。牛山さんは「科学的根拠にこだわって原発事故とは関係ないと一蹴すると、患者はますます不安になる」と検査を続ける理由を説明する。

 検査はエコーと血液採取、心電図、問診で原則一万円。これまでに小学生を中心に四百人が受診し、甲状腺がんの人は見つかっていない。

 今年一月から、福島県の甲状腺がん患者支援団体の代表も務めている牛山さんは「甲状腺に影響を与える放射性ヨウ素は減衰してなくなったが、放射性セシウムはまだ環境中に残っている。今、福島や神奈川がどういう状況にあるか知ってほしい」と訴えている。

 勉強会は午後二〜四時で、参加費千円。申し込みはスペースナナ=電045(482)6717=へ。 

 

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