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【神奈川】

「あおり運転」撲滅図る 海老名SAでキャンペーン

あおり運転撲滅を訴えるチラシを配る高速隊員(右)=海老名市で

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 大井町の東名高速道路で、後続車にあおられて道路上に停車させられた静岡市の夫婦が死亡した事故から五日で一年。県警高速隊などが同道路下り線の海老名サービスエリアで一日に実施した「あおり運転撲滅キャンペーン」では、チラシを受け取ったドライバーから「悲惨な事故を忘れず、冷静な運転を心掛けたい」といった声が上がった。 (加藤豊大)

 キャンペーンは一〜七日の取り締まり強化週間の一環として警視庁、静岡県警と合同で実施。「あおり行為を受けたら、安全な場所に退避を」などと書かれたチラシをドライバーらに手渡した。

 千葉県八千代市の会社員由良匡識(まさのり)さん(44)は、事故に衝撃を受けて昨年末、「被害の証拠を残せる」とドライブレコーダーを購入した。一歳六カ月の長男を乗せて軽自動車を運転していたこの日、大型車から何度も急な割り込みをされたといい、「車内に幼い子どもがいるなど、スピードを出せない事情もあることを理解してほしい」と話した。

 埼玉県富士見市の建築業杉沢順さん(50)は「急いでいる時は前方の車が遅いと、ついイライラしてしまうことがある。危険な運転は人の命を奪いかねない。注意したい」と語った。

 神奈川県警によると事故以降、あおり運転の被害に関する一一〇番が増加。昨年は前年より二百三十二件多い二千百九十三件に上り、一日平均約六件あった。福島康雄高速隊長は「被害に遭ったら相手にせず、最寄りのパーキングエリアなどに避難し通報を。同乗者がいれば相手のナンバーを控えてほしい」と呼び掛けた。

<東名高速の夫婦死亡事故> 2017年6月5日夜、大井町の東名高速道路下り線で、後続の乗用車にあおられ、無理やり道路上に停車させられた静岡市清水区の一家4人のワゴン車にトラックが追突。萩山嘉久さん=当時(45)=と妻友香さん=同(39)=が死亡し、娘2人が軽傷を負った。横浜地検は昨年10月、自動車運転処罰法違反(危険致死傷)の罪で、乗用車を運転していた建設作業員石橋和歩被告(26)=福岡県中間市=を起訴した。

 

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