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【神奈川】

<元気人@かながわ>作家やデザイナー多彩に活動 ジャック・ブルータス・ペニーさん(31歳)

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 「日本文化に興味があり、とにかく日本に行って触れてみたかった」。ロンドン郊外の大学で日本文化を学び、二〇〇八年に卒業。住まいも仕事先も決めずに日本行きの飛行機に乗り込んだ。

 来日して三カ月ほどは埼玉県で過ごした。英会話講師の仕事に就くと、川崎市麻生区の小田急線新百合ケ丘駅前の教室になったため同区内に引っ越した。

■英会話講師から

 「新百合ケ丘の街はきれいで気に入りました。この街で日本の友人をたくさんつくりたかった」。その思いから講師の仕事でつながった住民とコミュニケーションを図ろうとしたが、当初は壁が厚かった。

 「日本の人はボクがバスに乗って座っていると、隣が空いているのに座らない。英語で話し掛けられるのが嫌だったのかな。もっとオープンになってほしいと思った」

 そこで駅前のスポーツジムに通い、トレーニング仲間を増やした。地域の盆踊りにも毎年参加。来日した英国人を招いて日本人と交流する機会をつくるなど、積極的に顔を広めた。

■出版社の経営も

 一六年に出版社を立ち上げ、自ら考えた英語のなぞなぞをまとめた英語本「石を投げれば」を出版。グラフィックアートの挿絵からデザインまで一人で制作した。

 昨年は短編小説「真実の物語」を出版。イソップ物語の「ウサギとカメ」で、勝ったカメと負けたウサギがその後どうなったかを創作した物語などがつづられている。今年はその日本語版を制作中。他に英国と日本の建物などのイラストを陶器に描いた作品や、ネコやトラのグラフィックアートの絵も販売している。

 英会話講師、作家、グラフィックアートデザイナー、出版社経営と多忙を極める。その中で昨年、麻生区在住のみなみ夫人と結婚。九月には第一子が誕生予定だ。将来は飲食店かパン屋を営み、店内を自身のグラフィックアートで装飾して物語を描きたいと思っている。「(来店した)子どもたちに夢を与える場所をつくりたい。英国文化などを取り入れ、新百合ケ丘を創造的で楽しく、魅力的なエリアにしたい」

 和訳入りのホームページは=www.jackbrutuspenny.com/=。 (安田栄治)

◆私の履歴書

1986年9月 ロンドン市に生まれる

2008年7月 ウォーリック大学卒業後に来日

    10月 川崎市麻生区内に転居

  16年7月 出版社「JBP Publishing」を創設

    10月 初の書籍「石を投げれば」を出版

  17年4月 みなみ夫人と結婚

    11月 短編小説「真実の物語」を出版

 

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