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【神奈川】

加古作品の温かみに触れて 写真や映像上映 中原であすまで

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 先月2日、92歳で亡くなった絵本作家加古里子さんの歩みを紹介する「かこさとし展」が13日、川崎市中原区の市総合福祉センター(エポックなかはら)7階で始まった。15日まで。

 加古さんは1950年代、貧しい家庭の子どもの教育を支援する社会事業(セツルメント)に参加。ここでの経験が創作の原点となったとされる。会場では当時の写真や、創作にかける思いを語ったパネルを展示。加古さんがかつての活動場所を巡った際の映像も上映されている。現在も入手可能な作品約300点を読むこともできる。

 製鉄工場を見学する小学生向けに、鉄を造る過程を紹介する絵本が79年に作られたが、この複製原画12点は初公開となる。展示を主催する北野書店の北野嘉信社長(40)は「命懸けで働く人たちの大変さも、親の帰りを待つ子どもたちの気持ちも知っていた加古先生ならではの温かい表現にあふれている」と語る。

 長女(2つ)と訪れた高津区の主婦高安奈美枝さん(43)は「娘は『からすのパンやさん』が大好き。加古さんがたくさんの作品を残したことを初めて知った」と話していた。

 市総合福祉センターはJR南武線の武蔵中原駅直結。展示会は14日が午後1〜7時、15日は午後1〜5時。小中学校や公共図書館の選書担当者向けの学校図書展示会も同時開催。いずれも入場無料。 (小形佳奈)

 

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