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【神奈川】

高津のカフェで働く障害者ら 調理、接客に懸命

お客にコーヒーとお菓子を提供する石田さん(左)=高津区で

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 川崎市高津区に五月にオープンしたカフェ「ビジネスステーショントゥーリズ」では、一般就労が難しい障害者がスタッフとして働いている。調理作業や接客技術を学んで飲食店への就労を目指すなど、意欲的に仕事をこなしている。 (小形佳奈)

 カフェは、一般就労が困難な障害者が工賃を得て働く「就労継続支援B型事業所」が入る建物の一階にある。誰もがそれぞれの仕事をするため利用できる共同オフィスを兼ね、四人掛けの座卓やテーブルがある。月会費五千円を払うか、カフェのメニューを頼むと、営業時間中(月曜〜木曜の午前十時〜午後三時)は自由に使える。飲食のみの利用もできる。

 スタッフは、同事業所を利用する障害者たち。カフェではコピー取りやシュレッダー作業を代行するサービスもあるため、「外部の人と接し、本格就労に向けた事務作業を学ぶ場にもなる」と、カフェのオーナーで事業所を運営する米田高志さん(37)。二階の台所で、カフェで提供するカレーや果実シロップを作るのも事業所の利用者だ。

 スタッフの一人で横浜市緑区の石田諭一さん(31)は、二十四歳の時に統合失調症と診断された。自宅で過ごす日々を経て昨年四月、この事業所に通い始めた。ラーメン店や居酒屋で働いた経験があり、「調理作業が楽しい」と目を輝かせる。接客技術なども磨き、飲食店での就労につなげるつもりだという。

 カフェは、コンサルタント会社社長の矢口大輔さん(42)と米田さんが共同経営する。二人は福祉業界を経て起業した経験を生かし、会員向けの起業相談や、会員同士のビジネスマッチングに別料金で応じる。「スタッフにとっても、カフェ利用者にとっても、仕事創出の場になれば」と話す。

 カフェの所在地は高津区久地一の二の一。問い合わせはトゥーリズ=電044(328)9759=へ。

 

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