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【神奈川】

地域の人材生かし22年 子どもやお年寄りに パソコン、フラダンス教室…

「じんざいマップ」の冊子を見せる滝沢さん(右)と岩崎さん=横浜市金沢区で

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 本の読み聞かせやパソコン教室など、地域の人が得意分野を登録して地元に貢献する「じんざいマップ」活動が、横浜市金沢区六浦東地区で20年以上続いている。15日には「まちづくり功労者」として、運営する「六浦東・地域子育て会」が国土交通大臣表彰を受けた。メンバーは「普段から培った人間関係が、災害時に助け合う絆になりそう」と期待する。 (梅野光春)

 マップは「地域の大人と子どもが触れ合うきっかけを」と一九九六年に初版を作成。昨年十一月の第九版には茶道、フラダンス、グラウンドゴルフなど約四十項目が並び、初版の三倍の約八十人を「支える側」として登録している。年齢層は三十〜八十代と幅広い。

 活動の場は、地元の小学校や高齢者福祉施設。学校の催しや昼休みを活用して、パソコンの基本や邦楽などを子どもに教え、フラダンスなどをお年寄りの前で披露する。いずれも無償だ。

 同会の滝沢右弥子(ゆみこ)さん(72)は「子どもと触れ合うと元気をもらえるし、発表の場があるとやりがいを感じられる、という声をよく聞く。義務感でやる人はいない」と、活動が続く理由を分析する。評判を呼び、区外への出張もある。

 二〇一六年には、地区内の空き家をリノベーションした「もりのお茶の間」がオープン、会の活動の場にもなっている。木造二階建て延べ約八十平方メートルで、平日の午前十時〜午後四時はランチや喫茶を営業。その他の時間で茶道や邦楽の教室を開く。

 滝沢さんは「拠点ができ、地道な活動が目に見えるようになった」と笑顔を見せる。街づくりの成功例として、県内外から視察が相次いでいるという。

 もりのお茶の間の運営責任者を務める岩崎建一朗さん(76)は「地域の交流を進めると、災害時に中学生が復旧作業に参加するなど、地域防災力が高まる。活動が続くよう、後継者も育成したい」と力を込めた。問い合わせは平日昼間に、もりのお茶の間=電045(701)4860=へ。

 

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