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【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>逆転へ、さあ後半戦 追う側の強み期待

サッカー日本代表W杯事前合宿練習で汗を流す大島選手=6日、オーストリア・ゼーフェルトで

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 ワールドカップ(W杯)ロシア大会で連日、日本代表選手の命を削るような戦いが続いています。

 開幕2カ月前に世界が驚いたハリルホジッチ監督の解任、西野朗監督の就任。そうでなくても国際サッカー連盟(FIFA)ランキング61位の日本は、この電撃交代劇で不安定さを指摘され、グループリーグH組で「3強1弱」の1弱、が戦前の大方の評価でした。

 ところが、ふたを開けると初戦のコロンビア(ランク16位)に、相手が開始3分に1人退場になるアドバンテージの中で2−1の勝利。アフリカの雄、セネガル(同27位)には圧倒的な身体能力の差をものともせず、組織だった攻守と最後まであきらめない闘争心で取られては取り返す攻防の末、2−2で引き分けました。2戦とも魂を揺さぶられるような闘い。世界もしびれているようです。

 2002年日韓大会、10年南アフリカ大会に次ぐ3度目の決勝トーナメント進出は、3戦目のポーランド(同8位)に懸かります。早々と2敗してグループリーグ敗退のポーランドには、戦前予想で優勝候補の一角に挙げられた意地があります。日本は勝つか引き分けで16強入り。決して易しい試合にはならないでしょうが、ここまできたら死に物狂いで…。

 W杯には、フロンターレからMF大島僚太(25)が選ばれて、世界との闘いの中に身を置いています。Jリーガーを70人余も送り込んでいる静岡学園高の出身選手では初のW杯戦士になりました。2戦目までは出番はありませんが、日々の経験を糧に、また成長してくれるはずです。

 まもなく梅雨が明け、Jリーグが7月18日に再開します。再開を前に、ビッグニュースが伝わってきました。FW大久保嘉人(36)の磐田への移籍です。磐田は今季、攻撃の核になっていた外国人選手2人がヒザの負傷でシーズンの大半を棒に振りそうで、名波浩監督(45)が熱望したとのこと。大久保はここまで十分に力を発揮しているとはいえず、新天地での巻き返しを図ってのことでしょう。

 リーグ再開を前に現在地を確認しておきましょう。第15節を終え、8勝3分け4敗。勝ち点27の3位。順位はともかく気になるのは首位広島との勝ち点差「10」です。J1の大逆転優勝では、2014年のG大阪が第14節の時点で首位と勝ち点14をひっくり返したことがあります。05年、13年にはそれぞれG大阪、広島が12差を逆転しています。

 追いかける側の強みを発揮して残る19試合、10差逆転の進撃に期待です。

 (スポーツライター)

天皇杯2回戦    

■6月6日

川 崎 ○ 3−2 ●ソニー仙台

 

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