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【神奈川】

酒蔵に響く名曲と美酒に酔いしれる 大井町・井上酒造でコンサート

酒蔵を会場に開かれたコンサート=大井町で

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 老舗蔵元「井上酒造」(大井町上大井)の酒蔵で昨秋に続き二回目のクラシックコンサートが開かれ、住民ら約六十人が耳を傾けた。演奏後の日本酒の試飲会では、今春の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した名酒も振る舞われ、参加者は名曲と美酒に酔いしれた。 (西岡聖雄)

 町商工振興会や酒販業者らでつくる「大井町地酒で乾杯推進協議会」が主催。クラシック音楽による地域の交流を図る一般財団法人「100万人のクラシックライブ」(東京都)が、演奏家二人を派遣した。

 財団は年間百万人がクラシックの生演奏を聴く環境を目指し、二〇一五年秋から全国のホテルや寺、学習塾、会議室などで数十人規模の有料ライブを重ねている。活動の場が少ない若手演奏家約六百人に発表の場を提供する狙いもある。

 町は地酒での乾杯習慣の普及に取り組み、一六年に関連条例を制定。それを受けて発足した同協議会が財団に演奏を依頼した。

 財団が全国で開いたライブの会場のうち酒蔵は唯一といい、昨秋のライブが好評で今年も企画した。当日はバイオリニスト川崎妃奈子(ひなこ)さん、ピアニスト松橋朋潤(ともひろ)さんが出演し、酒場の楽しさを表現した「チャルダッシュ」(モンティ作曲)など九曲を演奏。童謡「からたちの花」は参加者も一緒に合唱し、川崎さんは「酒蔵は天井が高く、音響機器がなくてもよく響く」と満足していた。

 家族と最前列で鑑賞した会社員佐藤真弓さん(40)は「初めてのクラシックコンサートだったが、演奏家の指づかいも間近で見え、素晴らしい」と語った。

 同酒造の井上寛社長(68)は「今後も開き、酒蔵を身近に感じてほしい」と話した。

 

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