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【神奈川】

多摩で350年続く 松本家に代々伝わる 旬の野菜使った農家めし、絵本に

できあがった絵本を手に、次作の構想などを話す松本さん(右)と應家さん=多摩区で

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 川崎市多摩区の農業体験施設「トカイナカヴィレッジ松本傳左衛門(でんざえもん)農園」のオーナー松本穣さん(73)宅に代々伝わる、旬の野菜を使った料理のレシピが付いた絵本「のうかめし だいこんのまき」が、このほど発行された。 (小形佳奈)

 松本さんは約三百五十年続く農家の長男。昨年三月、私有地一万五千平方メートルに農業体験施設を開いた。松本家に伝わる「農家めし」を参加者にふるまうだけでなく、データベース化にも取り組んでいる。

 絵本は、五歳の女の子が母親と一緒に種からダイコンを育て、収穫物を皆で囲む物語。農家の思いを伝えたい、とダイコンを間引くのを悲しむ女の子と農家の女性が、間引き菜を調理する場面も盛り込んだ。巻末には「蕗(ふき)の葉と茎の佃(つくだ)煮」「新玉ねぎのサラダ」など、松本家に伝わるレシピから八品を添えた。

◆区内の應家さん 物語と文を担当

 近くに住むグラフィックデザイナー應家(おういえ)洋子さん(49)が物語を考え、文を担当。挿絵は市内在住の別のデザイナーが描いた。

 應家さんは、梅酒やみそを手作りするなど、農と食のつながりに興味があり、農業体験施設のオープン後すぐに「村民」(会員)になった。「トカイナカでふるまわれたものを食べた人たちが『おいしい』『どうやって作るの』と話し、世代を超えて仲良くなれるのが素晴らしい」と語る。

 絵本は農園のホームページから購入できる。十八センチ四方(送料込み千円)と十四・八センチ四方(同六百円)の二種類の大きさがある。應家さんは「他の野菜をテーマにした絵本も作りたい」と話している。

 

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