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【神奈川】

原爆投下前後の広島描く 朗読劇「この空の下で」逗子で3日公演

本番に向けてリハーサルに励むメンバー=逗子市で

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 朗読劇を通して平和の大切さを伝えたいと、逗子市を拠点に活動する市民グループ「朗読の会『もえぎ』」の公演が三日、逗子文化プラザさざなみホール(逗子四)で開かれる。演目は、原爆投下前後の広島が舞台の「この空の下で」。戦争体験者が減り、記憶の継承が課題になる中、会は「ぜひ若い人に聞いてほしい」と来場を呼び掛ける。 (北爪三記)

 「今のは調子が客観的過ぎる」「もう一段声を上げて」。先月十八日に同ホールで行われたリハーサル。メンバー七人に、会を指導する元ニッポン放送アナウンサー田中智子さん(63)=横浜市西区=のアドバイスが次々に飛んだ。

 会は一九九六年に発足。原爆被害者の手記などを基にした「この子たちの夏」をはじめ、「ちいちゃんのかげおくり」「おこりじぞう」「少年口伝隊一九四五」など戦争と平和をテーマに作品を選び、年一〜二回の上演を続けている。

 メンバーは逗子や鎌倉、横須賀市、葉山町に住む五十〜七十代の女性。発足当初から続けている人もいれば、公演に刺激を受けて最近加入した人もいる。

 「この空の下で」は、原爆や戦争を乗り越えて生きようとする人たちの姿を、小学生の目を通して描いた井上雅博さんの小説を基に、田中さんが脚本を担当した。上演時間は約一時間二十分と、初めて一時間を超える長さになった。

 田中さんは「作中に『人は死んでも思いは引き継げる』という言葉が出てくる。今の時代の戦争の記憶継承と同じ。朗読劇が平和について考えるゲート(門)になれば」と願う。

 公演は午後三時〜四時半。入場無料。問い合わせは会代表の生田目(なまため)妙子さん=電046(875)8471=へ。

 

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