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【神奈川】

公立小中学校にエアコンを 小田原の母親、1万5050人の署名提出

 熱中症から子どもを守って−。ゼロ〜八歳の四人の子を持つ小田原市の主婦岩瀬祐子さん(33)が、市内の小中学校へのエアコン設置を求め、インターネットで集めた一万五千五十人分の署名を市に提出した。

 岩瀬さんは、愛知県で七月十七日に小学一年の男児(6つ)が熱中症で死亡したニュースに驚き、小学二年の長女(8つ)と一年の次女(6つ)に尋ね、教室にエアコンがないことを知った。「個人面談で十九日に小学校を訪れると、十五分くらいで乳児の三女がグッタリするほどの暑さだった」と話す。

 小田原市立の二十五小学校と十一中学校の普通教室には、扇風機があるだけで、エアコンは設置されていない。ネットの署名サイトで「小田原市の全公立小・中学校にエアコン設置を」と呼び掛けたところ、「私の町もついていない。頑張って」「エアコンがない教室で働くのはきつい」(教員)といった声が、瞬く間に全国から寄せられた。

 署名の大半が市外の人だったため、岩瀬さんは神奈川県教委にも提出。九日には「子どもの命を最優先し、全国でエアコンを設置してほしい」との思いから文部科学省へ署名を持参する。

 同省の調査では、昨年四月現在の県内公立小中の普通教室のエアコン設置率は79%。全国平均は50%で、神奈川は、100%に近い東京や香川などに次ぎ、八番目に高い。県教委によると、県内で小中とも100%設置しているのは横浜、川崎、横須賀、逗子、秦野、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の十市と葉山、真鶴、湯河原、愛川の四町。中井町も一教室を除いて整備した。

  (西岡聖雄)

 

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