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【神奈川】

旧優生保護法とやまゆり園 横浜で講演会 「差別解消の取り組み 一人一人が考えよう」

旧優生保護法の問題などについて語る大橋さん=横浜市中区で

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 旧優生保護法下で行われた強制不妊手術の実態解明と、被害者への謝罪を国に求めている「優生手術に対する謝罪を求める会」の大橋由香子さん(58)が四日、横浜市中区桜木町の市社会福祉センターで講演した。

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で二〇一六年七月、十九人が殺害された事件の本質を考えようと、障害者団体などでつくる「『やまゆり』からいのちを問い続ける横浜フォーラム実行委員会」が主催。障害者や支援者ら約百十人が参加した。

 講演のテーマは「優生保護法は今−優生保護法、出生前診断、そして『やまゆり園事件』」。大橋さんは旧優生保護法の制定過程に触れながら「子どもを産むことが期待される人間と許されない人間を国が分けるところが非常に犯罪的だ」と批判した。

 同法は一九九六年に障害者への差別的な条文が削除されて母体保護法となった。しかし、四十八年間に及んだ強制不妊手術の実態は解明されていないと指摘。「国が反省に基づいた差別解消の取り組みをしなかったことが、やまゆり園事件の原因の一つ。差別をなくす取り組みを国や教育・福祉従事者だけでなく、一人一人が考えていく必要がある」と訴えた。 (加藤益丈)

 

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