東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

「ピースデポ」が設立20周年 歩みまとめた冊子を発行

冊子を手にする梅林さん(右)。左は山中悦子共同代表=横浜市中区で

写真

 米国の情報公開制度などを利用し、核兵器を巡る国際情勢と在日米軍の活動を調査・分析しているNPO法人「ピースデポ」(横浜市港北区)が二十周年を迎え、これまでの歩みをまとめた冊子を発行した。

 ピースデポは一九八〇年代に、米軍の巡航ミサイル「トマホーク」搭載艦の日本寄港に反対した市民運動の流れをくみ、九八年に設立。二〇〇〇年にNPO法人になった。会員数は五百五十人。特別顧問の梅林宏道さん(80)は「政党色と、しがらみのない市民主体のシンクタンクを目指してきた」と話す。

 冊子には、〇七年に海上自衛隊がテロ対策名目で米艦船に海上で給油した燃料が、イラク戦争に転用された可能性を指摘した実績などを盛り込んだ。ピースデポが提唱する「北東アジア非核兵器地帯構想」の内容も載せた。構想は、米国、中国、ロシアの核保有国が朝鮮半島と日本を核攻撃しないと世界に確約することを柱にしている。

 梅林さんは二十年を振り返り「非核化は少しずつだが進んでいる」と評価する一方、「被爆地の広島・長崎と他の地域で、核兵器への認識に差が開いている。次世代の育成が課題。問題意識を醸成するところから始めたい」と語った。

 冊子はA4判三十六ページ、三百円。問い合わせはピースデポ=電045(563)5101=へ。 (志村彰太)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報