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【神奈川】

小学生記者「じもたんkids」 “宮前”伝えコツコツ5年

宮本さん(奥)にインタビューする子どもたち=宮前区で

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 川崎市宮前区の小学生が区内のキーパーソンを取材して新聞を作るプロジェクト「じもたんkids」が五年目を迎えた。取材先はこれまでに百件を超え、取材依頼も寄せられるなど好評だ。 (小形佳奈)

 「仕事をしていて、楽しいことは何ですか」「建物のデザインはどうやって決めるのですか」

 七月のある日、建築士宮本純子さん(45)の自宅リビング。小学三年から五年生の女児八人が、宮本さんをぐるりと取り囲むようにして座り、真剣な表情でメモを取る。約一時間の取材を終えた子どもたちは、持参した原稿用紙に三十分ほどかけて記事を書いた。

 宮本さんは「子どもたちがさまざまな職業について調べて質問できるのがすごい。将来を考える上でも役立つのでは」と感心した様子で話した。

 子どもたちの記事は、編集長でフリーライターの中田真由美さん(47)が添削して返却するとともに、活動拠点のコミュニティースペースに張り出す「壁新聞」や、記事を抜粋してA4判両面にまとめて取材先などに配る「みやまえじもたんkids新聞」、一年間の活動を振り返る冊子「宮前の働く人事典」で紹介している。

 元業界紙記者などの経験がある中田さんは、子どもたちに「身近なことから、世の中のことに興味を持ってほしい」「地元に気軽にあいさつしあえる大人の友達をつくってほしい」と思って二〇一四年一月、活動を始めた。資金は、県の補助金や寄付などで賄っている。

 現在は六十四人の子ども記者が登録。月に平均二回の取材には、中田さんをはじめ参加する子どもたちの母親らが同行、新聞や事典の作成、配布などにあたる。参加者が学校で、メモを取る力や文章力があると褒められることも多く、「記者活動の成果でしょうか」と中田さん。

 この夏は、新聞を作るプロジェクトを市内の他地域でも展開。中田さんは「ママが地元でできる活動として全国に広げたい」と話している。問い合わせは中田さん=メールjimotankids@gmail.com=へ。

 

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