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【神奈川】

高齢者施策 母国に生かす タイ自治体幹部ら福祉センター視察

奧井さん(左)の説明を受けながら視察するタイの自治体幹部ら=西区で

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 日本の高齢者施設の取り組みを学び、自国での施策に役立てようと、タイの政府関係者や自治体幹部、同国タマサート大の職員計八十三人が二十三日、横浜市西区の老人福祉センター「野毛山荘」を視察した。

 視察は、市民団体「野毛坂グローカル」(西区)がタイ政府、同大と共同で企画。利用者が吹き矢教室で真剣に練習したり、和気あいあいとカラオケや囲碁、将棋を楽しんだりするのを見学。その後、センターが実施している認知症予防の取り組みや施設の運営状況について説明を受けた。

 タイは急速な経済発展に伴って社会進出する女性が増え、少子化・晩婚化が問題になっている。世界的にみても高齢化が進むスピードが速く、いずれ日本と同じような状況に直面するとみられている。一方で、政府や自治体の職員に十分な知識がないのが現状という。

 参加者の一人、スチャート・ナットヌンさん(62)は「利用者がコミュニティーをつくり、幸せや生きがいを見つけていた。皆、心身共に健康的だった」と感動した様子。野毛坂グローカルの奥井利幸代表は「他国と日本が地域ベースで学び合うことが大切。今後はタイの一般住民にも来てもらいたい」と語った。 (福浦未乃理)

 

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