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【神奈川】

家庭に眠る絵本を保育園へ 川崎の団体が寄贈呼び掛け

自転車で寄贈される絵本を受け取って回る小松さん=川崎市中原区で

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 家庭に眠っている絵本を集めて川崎市内の保育園に贈ろうと、読書の啓発に取り組む同市中原区の一般社団法人「ビブリオポルトス」が寄贈を募っている。読書週間(十月二十七日〜十一月九日)に合わせて十月末までに五千冊を目標に集め、約百七十の保育園に順次贈る計画だ。 (大平樹)

 「次の世代の子どもたちが絵本を楽しむだけでなく、寄贈を通じて地域のつながりが生まれてくれれば」。ビブリオポルトス代表理事の小松雄也さん(27)はこう語る。

 小松さんは、インターネットを使った「クラウドファンディング」で集めた資金で本を買い、児童養護施設に贈るなどの活動をしてきた。その経験から、保育園への寄贈の橋渡しを思い付いた。

 寄贈してくれた家庭には、どの保育園に贈ったか報告する予定。「『あの保育園の子どもたちは自分の本を読んでくれたかな』と想像することで、自分が住む地域への関心が高まるんじゃないか」と期待する。

 先月下旬、寄贈第一号になった同区下小田中の会社員大城昌晃さん(39)宅を訪れた際、大城さんの長男で小学三年の太耀(たいよう)君(8つ)は「僕より小さい子がもっと本を読んでくれるなら」と紙袋二つに入った絵本二十冊を差し出した。

 小松さんと数年前からの知人という大城さんは、自身が幼い時に読んだ絵本も実家から持ってきた。「いらなくなった本を多くの人に読んでもらう取り組みに共感した」と語った。

 小松さんは「寄付という行為になじみがない人は多いが、読まなくなった絵本なら心理的なハードルも低いのではないか」と話した。

 区外からの寄贈は郵送で受ける。問い合わせは小松さんのメール=komatsu16yuya@hotmail.co.jp=へ。

 

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