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【神奈川】

今年も甘〜い 平塚産「幻の芋」 JA湘南、「クリマサリ」出荷スタート

クリマサリの規格を確認するJA湘南甘藷部会のメンバーら=平塚市で

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 県内では平塚市大野地区だけで生産しているサツマイモ「クリマサリ」の今季の出荷が始まった。ほんのり甘く、ほくほくした食感が特長で「クリに勝る」ほどおいしいというのが名前の由来。出荷量が少なく、「幻の芋」の異名も取る。今年の出来は良好という。 (吉岡潤)

 JA湘南によると、大野地区は水はけの良い砂地だったことから、一九六〇年ごろからクリマサリを栽培するようになった。最盛期の七〇年ごろには栽培面積約六十四ヘクタール、生産者は百八十四人を数えた。

 その後、同地区に工業団地が進出して農地が減少。ベニアズマなど他品種が主流になったことや生産者の高齢化なども重なり、現在は約一・三四ヘクタールで十五人が生産している。

 長くて曲がりが多いため、ゆっくり掘り起こさなければならず、収穫に手間がかかる。色が淡く、見た目も少々ぱっとしない。それでもJA湘南甘藷(かんしょ)部会の原田栄司部会長(81)は「栽培は難しいけど、天ぷらにしたり、みそ汁に入れたりすると自然の甘みが広がっておいしい」と話す。

 今年は昨年同様、約十四トンの出荷を見込む。うち四トンは製菓会社向けで、残りが市場に回る。JA湘南直売所「あさつゆ広場」(同市寺田縄)などで販売している。問い合わせは同広場=電0463(59)8304=へ。

 

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