東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

防災の日 「津波が来るまえに」 鎌倉でプロジェクト

市民らが被災体験に耳を傾けたシンポジウム=鎌倉市で

写真

 防災の日の1日、鎌倉市で災害に備える催しがあり、参加者は被災体験に耳を傾けた。横須賀市では津波を想定した避難訓練を開催。2日も各地で防災訓練が予定されている。 (北爪三記、福田真悟)

 鎌倉市のイベントは「津波が来るまえに高いところへ逃げるプロジェクト」。御成町のカフェをメイン会場に開かれ、参加者は避難経路を実際に歩いたり、被災体験を聞いたりした。

 プロジェクトは東日本大震災をきっかけに「地域に根差した防災イベントを」と、地元企業や地域団体で組織する実行委員会が主催し、今年で六回目。毎年ほぼ三百人が参加している。

 被災体験を聞くシンポジウムでは、材木座在住の伊藤武子さん(86)が、母親から聞いた関東大震災の様子を語った。材木座に嫁いで間もない母親は、海の方角へ逃げようとしたが、近所の人に山へ逃げるよう言われ難を逃れた。「津波で自宅は流されたものの家族は無事だった。日ごろから近所付き合いは大事」と訴えた。

 教員時代に兵庫県西宮市で阪神大震災を体験した郡司春乃さん=鎌倉市二階堂=は「自宅が津波の心配がない場所なら、まずはブレーカーを落とすこと。家の中がぐちゃぐちゃになるので、分厚い運動靴を準備しておくことや、すぐ外に出られる経路を確保しておくことも重要」と教訓を語った。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報