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【神奈川】

<ベルマーレだより>「優勝」と「満員」テーマ 進化へ戦略を競う

ハッカソンに参加した約30人には日夜通してエネルギーがみなぎっていた=湘南ベルマーレ提供

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 一日午前八時、東京駅に集まった男女約三十人が次々とベルマーレのラッピングバスに乗り込んでいく。そこから一路、平塚市内のホテルに降り立った彼らは「RIZAP×ベルマーレ ハッカソン」の参加者たちだ。

 「ハッカソン」とは、元々はプログラマーらが定められた期間でアイデアと技術を持ち寄ってソフトウエア開発などを競うイベントを意味する。今回は、湘南ベルマーレが「J1優勝を目指すためのソリューション」と「スタジアムを満員にするアイデア」の二つをテーマに、参加者が十チームに分かれ、一泊二日で共同作業に取り組んだ。

 近年、選手の試合中のデータは事細かに数値化されるようになった。走行距離やスプリントの回数はもちろん、ボールを奪った後のパスは何本が前方に、何本が後方に出たかなど、プレーの傾向をつかむ情報は数多く手に入る。

 それらはチーム強化に活用され、戦略の構築に役立てられている。一方、事業面では自分たちの持つ顧客データを解析し、それに基づくマーケティング戦略を遂行できていない状況だった。そんな中、クラブから渡されたデータを基に、どんな施策が打てるか、議論を重ねる参加者たちの姿は頼もしかった。

 審査員として参加した湘南ベルマーレ社長の水谷尚人は言った。「普段から支援してくださる方たちも、初めは『ベルマーレさん』と呼んでいたのが『ベルマーレ』になり、最後には『うちのチーム』となり、どんどん『自分ごと化』してくれる」。その姿を今回の参加者に重ねた。「ベルマーレを強くするにはどうすれば良いかを自分の事として考えてくださり、強いエネルギーを感じた。感謝しかない」

 参加者も思いは一緒だった。「J1優勝を目指すためのソリューション」部門の優勝チームメンバー、田中義朗さんは言う。「普段はスポーツとITをつなぐ仕事をしていて、知識を生かせる場を探していた。ベルマーレは小さい頃から知っているクラブだったし、試合も見たことがある。都内出身なので関東のチームに優勝してほしいと思っているので、そのための力になりたかった」。思いと技術を組み合わせ、クラブに確かな力を与えてくれた。

 「みなさんの思いに報いるために、今後クラブがいかに実現に向けた努力ができるか」。水谷はそう言葉を続けた。これまでにない手法で集まった仲間と共に、ベルマーレは進化を続けていく。 (吉川真行=湘南ベルマーレ広報)

 【Jリーグ】 

■7月18日(H)

湘南 △1−1△ 鳥栖

■22日(A)

湘南 ○3−0● 神戸

■8月1日(A)

湘南 ○2−0● 柏

■5日(A)

湘南 △2−2△ 広島

■11日(H)

湘南 ●0−1○ 横浜M

■15日(A)

湘南 ●1−4○ 仙台

■19日(H)

湘南 ●0−2○ 神戸

■26日(H)

湘南 △0−0△ FC東京

■31日(A)

湘南 ○3−1● 長崎

 【天皇杯】 

■7月11日

湘南 ○1−1(PK4−3)● 長崎

■8月22日

湘南 ●1−3○ 川崎

 ※Hはホーム、Aはアウェー

 

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