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【神奈川】

プロも保護者もびっくり!! 中1の完璧な小田原城ガイド

女性の胸のような形の釘隠の意味を笑顔で説明する中学生=いずれも小田原市で

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 小田原城の魅力を知ってもらおうと、小田原市立城山中学校の1年生100人が5日、保護者70人に城の豆知識を披露するガイドツアーを初めて行った。4年前から社会科の夏休み講座として有志の生徒20人でツアーを開催。3年生になると英語や手話でも観光客を案内し、評判になった。このため今年はプレゼン力を高める授業として、1年生全員で挑戦した。 (西岡聖雄)

 生徒たちは夏休み前、城の歴史や敵への備えなど自分が話したい内容を学習。小田原ガイド協会のスタッフに質問し、すべての疑問を解消した。夏休みに入ると最高6回、小田原城で観光客へのガイドを経験してきた。

 この日は5〜6人ずつの18班に分かれ、馬出(うまだし)門、銅(あかがね)門、常盤木(ときわぎ)門、本丸広場の順に1時間半ほど案内した。門のくぎの頭を覆う半球状の装飾金具「釘隠(くぎかくし)」について「世継ぎを願っておっぱいの形にした」と紹介。「屋根の波形は熱を逃がす防火対策」など、次々にうんちくを披露し、保護者たちはしきりにうなずいていた。

生徒たちは、身ぶり手ぶりも交えて城の魅力を語った

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 保護者の質問に答えられない時に備え、小田原ガイド協会のスタッフも同行したが、出番はほとんどないほど完璧にガイドをこなした。

 生まれも育ちも小田原で城を数十回訪れた保護者の梶原里美さん(38)は「地元に住んでいながら初めて知る内容ばかりで勉強になった。子どもも生き生きと話していた」と目を細めた。梶原さんの長男隼人さん(13)は「もっと情報を集め城の魅力を多くの人に伝えたい」と語った。

 学年主任の水野喜代治教諭(59)は「来年も続けるかは未定だが、ラグビーワールドカップの観光客などに何らかの形でガイドできるような取り組みを考えたい」。ガイド協会の堀池衡太郎会長(73)は「短期間なのに上出来。継続して学びたいという子どもが何人かおり期待したい」と話した。

 

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