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【神奈川】

多摩の「九条の会」が今年も平和の鐘 憲法9条年目の9月9日9時9分

長念寺の鐘の前で、鐘つきへの参加を呼び掛ける(左から)田代さん、小島さん、森田さん=多摩区の長念寺で

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 憲法九条を守ろうと活動する川崎市多摩区の四つの九条の会が、9月9日午前9時9分から、同区登戸の長念寺で平和への願いを込めて鐘をつく。一般にも参加を呼び掛ける、9にちなんだ鐘つきは節目の9回目。たま九条の会の共同代表、田代浩一さん(75)は「みんなが元気なうちは続けたい」と話している。 (安田栄治)

 「よく九年も続いた。参加しても、なかなか鐘をついてくれる人がいなかったから」。田代さんは感慨深げだ。

 たま九条の会は二〇一〇年六月に発足。三カ月後、田代さんと同会の森田忠正さん(73)の発案で鐘つきが始まった。

 最初の年は、九つの願いを事前に決め、それを参加者全員で唱え、九回ついた。その後、参加者全員がそれぞれの願いを口にして、つくことにした。だが、うまくいかなかったという。「参加しても見ているだけで実際についてみようとする人は少ない。平和を願っていても口に出すことができない人が多い」と森田さん。昨年は約五十人が参加し、鐘をついたのは約十人。のぼりと9条の会の小島(おじま)修さん(81)は「奥ゆかしい人が多いからねえ。それも日本人なのかな」と苦笑いする。

 今回は日曜日なので、子どもや社会人の参加が予想される。田代さんは「楽しみ。学校や仕事が休みだから、たくさんの人に参加してほしい。言葉に出さなくていいから、心の中で平和を願って、ついてほしい」と期待する。

 参加希望者は、午前八時五十分までに長念寺へ。長念寺は小田急線向ケ丘遊園駅から徒歩十五分。鐘つき後、午前十時三十分から、同区の多摩市民館で「戦争体験を聞く会」を開く。終戦後も特攻隊員の訓練を続けていた手塚七五郎さん(のぼりと9条の会)らが語る。

 問い合わせは、たま九条の会・田代さん=電090(4078)9361=へ。

 

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