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【神奈川】

二宮町、時間外を一部未支給 30年以上、上限設ける

 二宮町は十八日、三十年以上前から、時間外勤務が一定時間を超えた分の手当てを職員に支給していなかったことを明らかにした。一九五七年施行の職員給与に関する町条例では、時間外手当は全時間分支給すると定めている。記者会見した村田邦子町長は「深く反省している。速やかに是正する」と述べた。

 町によると、管理職以外に支給される時間外手当は月二十時間、年二百四十時間が上限になっており、遅くとも八七年には行われていた。上限が設けられた経緯は不明だが、厳しい財政事情の中で人件費を抑制するために続けられてきたとみられる。

 時間外勤務の記録が残っている二〇一三〜一七年の五年間で、延べ四百四十九人に約一億一千三百三十万円が支給されなかった。町はこのうち、労働基準法で職員側の請求権が認められる一六〜一七年の二年分、延べ百七十五人に約三千九百九十万円を支給するため、補正予算を組む。

 厚生労働省は、時間外手当に上限を設けて支給しない場合、同法でも「一般的に違反になり得る」としている。(吉岡潤)

 

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