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【神奈川】

「神奈川台場」語り継ぐ 市内の社団法人が子ども向け教材作成

神奈川台場物語を持つ山本理事長=中区で

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 横浜市の十二の企業などでつくる公益社団法人「神奈川台場地域活性化推進協会」は、幕末に造成された神奈川台場(神奈川区)の歴史と意義を伝えようと、子ども向け教材「神奈川台場物語」を作成した。神奈川、西、中区の市立小学校三十七校に計三千部を配布。社会科の時間などに活用してもらう。

 神奈川台場は江戸時代の幕臣、勝海舟が設計し、横浜開港翌年の一八六〇年に完成。九九年に廃止され、周囲の埋め立てで地続きになった。現在はJR貨物の東高島駅が立地し、付近に台場跡を示す石碑と石垣の一部がある。協会の山本博士理事長は「防衛目的で造られた他の台場と違い、神奈川台場は海外要人が来た際に祝砲を放つ役割があり、外交儀礼上、必要なものだった」と解説する。

 協会は一九九二年に神奈川区が創設した「神奈川台場を守る会」が前身で、台場周辺を巡るツアーや勉強会を開いてきた。語り継ぐには子どもたちへの伝承が必要と考え、教材を製作した。

 教材はA4判カラー三十二ページ。西川武臣・横浜開港資料館館長が説明文を書き、同館と山本さんが所蔵する古写真と地図を載せた。年内に同館などの公共施設で五百円(税別)で販売する。詳細は協会のホームページで。 (志村彰太)

 

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